Windows上でのFreeCADのインストールのもっとも簡単なやり方は下記のインストーラーをダウンロードすることです。
Windows 32 bits
Windows 64 bits
.msi (Microsoftインストーラー)ファイルをダウンロードし、それをダブルクリックするだけでインストール処理が開始します。
以下には技術的なオプションのより詳しい情報が記載されています。よくわからなくても心配は無用です!ほとんどのWindowsユーザーはインストール用.msiで行うこと以上のことは必要ありません。 さあ始めましょう!
Windows上でのFreeCADのインストールのもっとも簡単なやり方は上記のインストーラーを使う方法です。このページでは追加のインストールオプションを使ったMicrosoftインストーラーの機能とその使い方を説明します。
もし64ビット版や不安定開発版をダウンロードしたければダウンロードページを見てください。
msiexec.exeコマンドラインユーティリティーを使用すると非対話的なインストールや管理者用インストールといった追加機能を使用することができます。
以下のコマンドを使用するとインストールをプログラム的に開始させることが可能です。
msiexec /i FreeCAD<version>.msi
追加パラメーターは以下のようにコマンドラインの末尾で設定できます。
msiexec /i FreeCAD-2.5.msi TARGETDIR=r:\FreeCAD25
/qオプションを使うことでインストーラーが表示するインターフェイスの量をコントロールできます。具体的には以下の通りです:
TARGETDIRプロパティによってFreeCADインストール先のルートディレクトリを設定できます。例えば以下のようにすると異なるインストールドライブを指定できます。
TARGETDIR=R:\FreeCAD25
デフォルトのTARGETDIRは[WindowsVolume\Programm Files\]FreeCAD<version>です。
ALLUSERS=1
を追加すると全てのユーザーにインストールを行います。非対話的なインストールはデフォルトではカレントユーザーにのみパッケージをインストールします。また対話的なインストールはユーザーが必要な権限を持っている場合にデフォルトが"all users"のダイアログを表示します。
複数のプロパティを使用してインストールされる機能、再インストールされる機能、削除される機能を選択することができます。FreeCADでの機能のセットは以下の通りです。
さらにALLで全ての機能を指定できます。全ての機能はDefaultFeatureに依存するのでどれか一つでも機能を自動でインストールするとはDefaultFeatureでインストールされる機能もインストールされます。以下のプロパティを使うとインストールされる機能、削除される機能をコントロールできます。
さらにいくつかのプロパティが利用可能です。詳細についてはMSDNのドキュメントを見てください。
これらのオプションに加えて
ADDLOCAL=Extensions
を追加した場合、インタープリター自体のインストールと拡張子の登録が行われ、他には何もインストールされません。
msiexec /x FreeCAD<version>.msi
とするとFreeCADをアンインストールできます。パッケージまたはプロダクトコードを代わりに指定すればアンインストール用のMSIファイルは必要ありません。プロダクトコードはFreeCADがスタートメニューにインストールするアンインストール用ショートカットのプロパティで確認できます。
msiexec /a FreeCAD<version>.msi
とすると"管理者用"(ネットワーク)インストールを開始できます。ファイルがターゲットディレクトリ(ネットワークディレクトリである必要があります)に展開されますがローカルマシンに対してはそれ以外の変更は行われません。また別の(小さな)msiファイルがターゲットディレクトリに生成され、クライアントはそれを使ってローカルへのインストールを行うことができます(将来的なバージョンではいくつかの機能を完全にネットワークドライブ上に置くことができるようになる予定です)。
今のところ、管理者用インストールにはユーザーインターフェイスが無いのでターゲットディレクトリはコマンドラインで渡す必要があります。
管理者用インストールには特にアンインストール手順はありません - クライアントが使用しなくなった場合はターゲットディレクトリを削除するだけで問題ありません。
msiexec /jm FreeCAD<version>.msi
とするとFreeCADをマシンに"アドバタイズ"することができます(/juでユーザーにアドバタイズできます)。これを行うと実際にソフトウェアをインストールすることなくスタートメニューにアイコンを表示し、拡張子を登録することができます。機能の実際のインストールはその機能を初めて使用する時になって行われます。
FreeCADインストーラーでは今のところスタートメニューでのアドバタイズのみサポートし、ショートカットでのアドバタイズはサポートしていません。
Windowsグループポリシーを使うとマシングループに自動でFreeCADをインストールすることが可能です。実行には以下のステップを行なってください。
グループポリシーが伝達されるまでには普通、多少の時間がかかります - 確実にパッケージを配置するには全てのマシンを再起動する必要があります。
CXOffice 5.0.1を使うとWindows版のFreeCADをLinuxシステム上にインストールできます。CXOfficeのコマンドラインからmsiexecを実行してください。インストールパッケージはドライブレター"Y:"にマップされた"software"ディレクトリに配置されます:
msiexec /i Y:\\software\\FreeCAD<version>.msi
FreeCADは実行されますがOpenGL表示が動作しないことが報告されています。これはGoogle SketchUpなどWine上で動作するプログラム全般に言えることです。